「日常を特別に変える短歌」 ― 7月6日はサラダ記念日

「Goods-Bye」からのお知らせ・ラブドール処分屋店主の雑記

今日は7月6日、「サラダ記念日」
この記念日は、歌人・俵万智さんの歌集『サラダ記念日』の中の一首――
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
にちなみ生まれました。

私は大学時代、国文学科で短歌や俳句を学んでいました。
この「サラダ記念日」の短歌も授業で取り上げられ、現代短歌の革命的存在として解説されたことを、今でもよく覚えています。
先生は、「文学は時代を映す鏡だ」とおっしゃっていました。
それまで短歌といえば格式ばった言葉や伝統的な表現が多い中で、サラダや日常の食卓をテーマにした俵万智さんの歌は、とても新鮮で、現代の若い人たちの心にすっと届く力がありました。

ゼミで「この短歌はなぜ人を惹きつけるのか」と話し合ったとき、
「さりげない日常を大切にする心に共感する」
「特別じゃないからこそ胸に残る」
そんな意見が出て、友達と盛り上がったのも懐かしい思い出です。

あの授業を受けてから、私はどんな日も「何気ない言葉や出来事が、その日を特別に変えるかもしれない」と思うようになりました。
毎日が同じに見えても、ふとした誰かのひと言や笑顔で、記憶に残る一日になる――そんな小さな奇跡を心に留めていられるようになったのは、あの講義のおかげです。

今の私の仕事も、実は「お客様にとっての小さな記念日」を一緒に作るようなものだと感じています。
ラブドールの処分を決意されたお客様の多くは、長く悩んだ末にようやく「手放そう」と決められます。
その日がお客様にとって「気持ちを整理した日」「一歩踏み出せた日」になれば、それはその方にとって大切な「記念日」になるかもしれません。
「サラダ記念日」のように、何気ないけれど心に残る日を、陰ながら支える仕事だと誇りを持っています。

処分に必要な特注段ボール箱の制作も承っており、納期はおおよそ1週間から10日程度
周囲に知られたくない方も安心してご相談いただけるよう、秘密厳守で対応しています。
お客様の状況やお気持ちを第一に考え、梱包や配送方法も柔軟にサポートしていますので、どうぞ遠慮なくご相談ください。

今日、サラダ記念日にちなんで少し丁寧に野菜を刻み、彩り豊かなサラダを作ってみました。
シャキシャキと包丁の音を響かせながら、あの大学時代の講義を思い出しました。
「日常に潜む特別を見逃さない」
その気持ちを胸に、これからも日々を大切に積み重ねていきたいと思います。

サラダ記念日が生まれたように、皆さまの日常の中にも「思わず笑顔になる一日」が訪れますように。
今日も心を込めて営業しております。
どんな小さなお悩みでも、お気軽にご相談くださいませ。

タイトルとURLをコピーしました