いい肉の日。自分へのご褒美

「Goods-Bye」からのお知らせ・ラブドール処分屋店主の雑記

今日は11月29日、語呂合わせで「いい肉の日」だそうです。
カレンダーに正式な祝日が書いてあるわけではありませんが、テレビやネット、スーパーのチラシなどでもすっかりおなじみになっていて、「ああ、今日はお肉を食べる口実になる日だな」と、思わず笑ってしまいます。

こういう語呂合わせの記念日は、少し軽やかで、どこか遊び心があって好きです。年末に向けて慌ただしくなっていく時期の中で、ちょっとだけ気持ちがほぐれるような、「お疲れさま、今日はおいしいもの食べていいよ」と言ってもらっているような気がいたします。

子どもの頃を思い返すと、「いい肉の日」という言葉はまだ浸透していなかったと思うのですが、「たまに家族で焼肉に行く日」は、確かに特別な日でした。大阪の下町のほうで育ったこともあり、商店街の近くには小さな焼肉屋さんがいくつかありました。暖簾をくぐると、少し煙った店内にジュージューという音と、タレの香ばしい匂い。それだけでテンションが上がっていました。

父がいつも最初に頼むのはタン塩で、「最初はこれからや」と言いながらレモンをぎゅっと絞ってくれました。私はまだ子どもでしたから、正直タンの良さがよく分からず、とにかくカルビとご飯があれば幸せ、という感じでした。それでも、網の上に並べられた肉が焼けていく様子を、じっと見つめていた時間は、今でもよく覚えています。母が「まだやで、裏返すん早い」と言いながらトングを取り上げたり、兄弟で「それ誰の分や」と取り合いになったり、そんな他愛もないやりとりが、楽しい思い出として残っています。

年月を重ねると、だんだん「量より質」という言葉の意味が身に沁みてきます。若い頃は、とにかく食べ放題のお店でお腹いっぱいになることがうれしかったのですが、今は「ちょっといいお肉を少しだけ、じっくり味わいたい」と思うようになりました。脂の多いカルビよりも、赤身をおいしく食べられる部位に目が行ったり、「今日はこの一皿のために他を控えめにしておこう」と調整したり、自分なりの「いい肉の楽しみ方」が少しずつ変わってきたように感じます。

家で食べるお肉にも、それぞれの表情があります。スーパーで買った豚こま肉を野菜と炒めたしょうが焼き、鶏むね肉をそぎ切りにして片栗粉をまぶしたあっさり唐揚げ、薄切り牛肉のすき煮。どれも高級品ではありませんが、工夫ひとつで「今日はちょっといい日だな」と思える食卓になります。特に寒くなってくるこの時期は、すき焼きやしゃぶしゃぶなど、家族で鍋を囲んで食べるメニューが恋しくなってきます。鍋の湯気の向こう側に、笑い声や何気ない会話が立ちのぼっている光景は、いくつになっても心が温まります。

「いい肉の日」は、単にお肉を食べるだけではなく、自分の「がんばり」にささやかなご褒美をあげるタイミングとしても、ちょうど良い気がいたします。普段は節約や健康を意識して控えめにしている方も、「今日は記念日だから」と一段上のランクのお肉を選んでみたり、少し良いお店に足を運んでみたり。そうした“小さな贅沢”が、日々の暮らしの張り合いにつながっていくのだと思います。

同時に、年齢とともに「食べ方」への意識も変わってきます。脂の多い部分は少し控えめにして、野菜や豆腐も一緒にとる、翌日は少し軽めの食事にする、など、自分の体と相談しながら味わうことも大切です。「おいしい」と「無理をする」を混同しないように、身体の声に耳を傾けながら、じっくり楽しめる自分でいたいものだと感じます。

大阪では、お好み焼きやたこ焼きのイメージが強いですが、実は焼肉屋さんも本当にたくさんあります。駅前のにぎやかな通りに立てば、焼肉の看板がいくつも並んでいて、「このお店は昔からあるな」「ここは新しくできてたな」と、街の移り変わりを感じることもあります。学生のときに仲間と通った店、社会人になって先輩に連れていってもらった店、家族でささやかな記念日に訪れた店。同じ「お肉」でも、その時々のメンバーや状況が変わると、思い出の色合いも少しずつ違って見えるのが面白いところです。

今日、私は盛大な「いい肉」のお祝いをするわけではありませんが、いつもよりちょっとだけ奮発した牛肉を買って帰ろうかなと考えています。大げさなごちそうではなくても、「今日はいい肉の日だから」という一言が添えられるだけで、食卓の空気は少し明るくなる気がします。「今年もここまでよくがんばってきたな」という、自分へのねぎらいの意味も込めて。

せっかくなので、食べるときにはスマホを置いて、目の前のお皿と、湯気と、香りだけに集中してみようと思います。一口一口を噛みしめながら、「このお肉がここに来るまで、どれだけの人の手が動いてきたのだろう」と想像してみるのも良いかもしれません。生産者の方、加工や流通に関わる方、店頭に並べてくれた方、調理する自分自身。そのすべてがつながって、今、目の前の一皿になっているのだと考えると、自然と「いただきます」と「ごちそうさまでした」の言葉に重みが増します。

11月29日の「いい肉の日」は、カレンダーの端っこに小さく印をつけたくなるような、ささやかな楽しみの日です。忙しさや気ぜわしさに追われがちな時期だからこそ、ひととき立ち止まって、「おいしい」と感じる感覚を大切にしたいと思います。そして、その感覚を通じて、自分の身体や心の状態にも、少しだけ優しく目を向けてみたい。そんなことを考えながら、今夜のメニューを思案しているところです。

「いい肉の日」が、自分へのちょっとしたご褒美の日だとすれば、ラブドールの処分は、これまで頑張ってきた自分の暮らしを少し軽くするための“整理の日”と言えるのかもしれません。長くそばに置いてきたものを手放すには、エネルギーも気持ちの整理も必要ですから、「そろそろ片づけたい」と思いながら、そのまま時間だけが過ぎてしまっている方も多いように感じます。

当方では、ラブドールの処分について、秘密厳守でご相談を承っております。サイズに合わせた特注段ボールのご用意が可能で、通常はおおよそ1週間前後でお届けいたします。受け取り拠点は大阪市旭区守口市の2か所があり、実際にどちらへお送りいただくかは、決済完了後にお届けするご案内メールに記載された住所が正式な送り先となります。お手元では、そのメールに記された宛先だけを確認していただければ大丈夫です。

「処分する」と決めるまでにも迷いはつきものですし、「まずは話だけ聞いてみたい」「費用だけ知りたい」といった段階のご相談でもまったく問題ありません。食卓で自分をねぎらう一皿を選ぶように、心の負担を少し軽くする選択肢のひとつとして、ラブドール処分のことも思い出していただければと思います。あなたのペースに合わせて、静かにお手伝いさせていただきます。

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