2010年ハイチ地震の日。災害に思う手放すということ。

「Goods-Bye」からのお知らせ

本日は1月12日、2010年に発生したハイチ地震を思い返す日です。この地震は、マグニチュード7.0という規模で首都ポルトープランスを中心に壊滅的な被害をもたらしました。被災地からは、瞬く間に家族や友人を失った人々の悲痛な声が溢れ、国全体が深い悲しみに包まれたことを、今でもニュース映像を通じて鮮明に思い出します。

特に、災害直後の混乱と支援の遅れがもたらした人道的な危機は、胸が痛むものでした。救助活動が進まない中、多くの命が失われていく現実に、世界中の人々が衝撃を受けたことを記憶しています。あれから15年が経過し、ハイチの復興は一定の進展を見せていますが、いまだに貧困や社会的な不安定さが課題として残っています。このような事態を目の当たりにし、自然災害の恐ろしさと、それにどう備えるべきかという課題について深く考えさせられます。

また、地震は人の命や財産だけでなく、「日常」を一瞬にして奪い去るものだと改めて感じます。私たちの日々の生活がいかに脆い基盤の上に成り立っているかを実感しつつ、平穏な日常に感謝する気持ちを忘れずに過ごしていきたいと思います。

今日は、その記念日に思いを馳せながらも、いつもと変わらぬ仕事に励みました。

不要になったもの、特に人の思い出が詰まったものを手放すというのは、とても繊細で慎重さが求められるプロセスです。お客様の中には、ラブドールに特別な思いを抱いておられる方もいらっしゃいます。それを処分する決断は簡単なことではありません。私たちは、お客様の気持ちに寄り添い、丁寧かつ安心してお任せいただけるよう努めています。「この人なら信頼できる」と感じていただけることが何より大切です。

実は、災害の後にも似たような状況が発生します。地震や台風の被害で自宅が損壊し、大切にしていたものをやむを得ず手放さなければならない方も多いです。そのようなとき、人は物理的な片付けだけでなく、心の整理も求められます。そんなお客様のお手伝いができるのは、私にとって非常に意義深い仕事だと感じています。

「不要品を処分する」という行為は、一見単純に見えるかもしれませんが、その裏にはそれぞれのストーリーがあります。その物にまつわる思い出や感情があるからこそ、私たちの仕事が求められるのだと思います。ラブドールも、持ち主の方の人生に少なからず影響を与えてきた存在でしょう。その役割を終えた後、適切に処分されることで、持ち主の方が次のステップに進むお手伝いができればと願っています。

本日も営業しておりますので、お困りの方はぜひお気軽にご相談ください。お一人おひとりのお話を丁寧に伺い、最善の方法でお手伝いさせていただきます。地震のような災害が教えてくれる「日常の大切さ」を胸に、今日も一日を大切に過ごすことができました。明日もまた、お客様の心に寄り添えるよう、誠実に仕事に取り組んでいきたいと思います。

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