横浜港開港の日に思う――新しい風を受け入れるということ、変わり続ける街と暮らしについて

「Goods-Bye」からのお知らせ・ラブドール処分屋店主の雑記

今日は、横浜港開港の日です。

1859年の今日、横浜港が開港し、日本は本格的に海外との交流を深めていく時代へと歩み始めました。教科書では「開港」という一言で語られることが多い出来事ですが、当時そこに暮らしていた人々にとっては、日々の景色や価値観が少しずつ変わっていく始まりだったのかもしれません。

港という場所には、不思議な魅力があります。

人がやって来て、人が去っていく。
物が運ばれ、新しい文化や考え方が流れ込んでくる。
同じ場所にありながら、常に変化し続けている。

だからこそ港町は独特の空気を持っているのでしょう。

私は横浜に住んだことはありませんが、港町を訪れるたびに「境界」のようなものを感じます。陸と海の境界。内側と外側の境界。そして、今までの自分と新しい何かが出会う境界。

人生にも、そんな港のような場所がある気がします。

新しい仕事を始めるとき。
知らない人と出会うとき。
これまで続けてきた考え方を少し変えるとき。

何か大きな出来事が起きるわけではなくても、自分の中に新しい風が吹き込んでくる瞬間があります。

大阪もまた、古くから商いの街として発展してきました。
多くの人が集まり、物が動き、文化が交わる場所です。街を歩いていると、新しい店ができていたり、見慣れた風景が少し変わっていたりすることがあります。

変化というのは面白いもので、歓迎できるものもあれば、少し寂しく感じるものもあります。

昔から知っている店がなくなったとき。
慣れ親しんだ景色が変わったとき。
そんなとき、人は「変わらないでほしい」と思うことがあります。

私もそうです。

けれど一方で、変わらないものだけに囲まれていたら、今の自分も存在していなかったのだろうと思います。これまで出会った人も、経験したことも、多くは何かの変化によってもたらされたものだからです。

だから最近は、「変化を歓迎する」というより、「変化を怖がりすぎない」ということを意識しています。

無理に前向きになる必要はない。
すぐに受け入れられなくてもいい。

ただ、新しい風が吹いてきたときに、窓を少しだけ開けてみる。

そのくらいの気持ちでいると、思いがけない発見があることもあります。

六月に入り、空気には少しずつ湿り気が増してきました。
梅雨の気配を感じる日もありますが、まだ風は軽く、季節はゆっくりと次の段階へ向かっています。

港に船が出入りするように、季節もまた行き来を繰り返します。

何かが去り、何かが訪れる。

その繰り返しの中で、私たちの暮らしも少しずつ形を変えていくのでしょう。

今日は横浜港開港の日にちなみ、変わり続けることについて考えてみました。

変化を急ぐ必要はありません。
けれど、新しい風が吹いたときには、その気配だけでも感じ取れる自分でいたい。

そんなことを思いながら、六月最初の一週間を過ごしています。

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